こんにちは、家づくり中のサトツです。DIYで寸法幅135cm・奥行40cmのデスクをLDK内に作成しました。
白くて細身のスチール脚、天板タモ材をワトコオイルのナチュラルで塗装しています。(上記写真はイメージです)
この記事では
- デスクの天板を選定方法
- 天板へのワトコオイル(ナチュラル)への塗装の様子
- アイアン脚デスクの施工の様子
などをお伝えします。
私のDIYデスクの完成図はこちら
まずはともあれ完成図から。写真を複数枚。
デスク概要
項目 | 内容 |
寸法 | 幅135cm・奥行40cm・高さ70cm |
天板 | タモ集成材 厚さ2.5cm |
塗装 | ワトコオイル(ナチュラル) |
脚 | アイアン・白、細身の脚 |
用途 | 子供の勉強場所、大人のPC作業 |
最後に横からタテ撮りです。
部屋がナチュラル色なのでなるべくデスク自体に存在を感じさせないような色合いを意識しました。
設置個所|書斎のようなホールのような
簡単に、家のどこに置いたか、何故このようなスペースを配置したかも説明します。
設置個所はこちらです。
一般には少し変わった間取りととられるかと思います。
我が家は書斎が欲しいなぁ~、という夫サトツ(私)の要望により、書斎のある間取を検討していたのでした。
しかしながら都市部の狭小地に書斎はなかなか厳しい。
インスピレーションを2つ。
ハウスメーカー巡りの際、面白いなぁと思った間取りが2つありました。
1つ目はアイ工務店
アイ工務店の展示場で寝室のなかにスッと挿入された書斎。無駄なく配置されていて、なおかつしっかりお籠り感もあります。
しかしながら、相方が寝ているときもPCをパチパチと気を使いながら叩くのはあまりイケてるものじゃありません。
2つ目はトヨタホーム
トヨタホームの住宅展示場で見かけたワークスペースです。階段を上がり切って寝室に向かう途中という、通路のような部屋のような、それでいて自然と溶け込む中間領域的な空間でした。
これを目指したわけではありませんが、
- 寝室から外に出す
- 夫婦お互いPCをたたくことがある
- なるべく家全体を圧迫しない間取り
という要件からこのようなホールを設置しています。
尚、135cm幅としたのは、2人掛けを想定しております。子供と一緒に勉強することを見越しています。
DIYの前置きがだいぶ長くなりました。
以上が、家の中の配置箇所や、スペース設置に至った背景・理由、となります。
(2階全体の間取の解説はコチラ:2FのWeb内覧会)
それではDIYのステップや、施工の様子を。
STEP1デザインを検討|アイアン脚を購入
まずは天板の色・塗料や脚のデザインを検討しましょう。
- 天板の色は、こげ茶?ナチュラル色?白?
- 脚は、長方形?細い脚?太い脚?4本?中央に太い1本?
同時に部屋のフローリングや壁紙との兼ね合いも考えましょう。この辺は
- シックなコーディネートの部屋→黒やこげ茶、
- 明るい部屋→ナチュラル・白、
などで良いかと思います。
今回このホールと呼ぶスペースは自然色をイメージした明るめのスペースでした。
デスクをフロアリングに合わせて、なおかつ存在の目立たないような色合いにしようとしたところ、脚の色は白で、と自然とイメージされました。
私の購入した脚や、そのほかのものを簡単に紹介します。購入したのはコチラ。
平安工業のラブリコスチール脚。Amazonで購入しました。
DIYに趣味がある人なら『LABRICO』は聞いたことがあるでしょうか。
賃貸DIYの領域で壁にツーバイフォー材を天井と床面で固定し、新しい柱を立てるのによく使われてます。(新しい棚を作ったり、TV台を作ったり)
参考:ラブリコ
話は戻りますが、デスク脚は実に『脚+ネジのキット』が様々売っています。
例えばコレ。前回購入したもの。
同じ形で白色もあります。
4本脚でオーソドックスな太いものや
X型、なんていうのもあります。
下記記事でまとめましたので、お探しの方は眺めてみてください。
-
誰でも簡単施工!DIY用おすすめアイアン脚・スチール脚7選
デスクやテーブルDIYを検討している方へ。天板もそうですが、脚にもこだわりましょう。 サトツ脚にこだわるとぐっと雰囲気が出てカッコよくなります。 確かに脚もインテリアに大きな印象を与えるよねミカ とく ...
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続いて天板の選定です。
STEP2 天板を選定する
寸法や外観のデザインがイメージできたら、天板を選定しましょう。ポイントは2つです。
まずは基本を押さえましょう。
天板は針葉樹か広葉樹の2択をまずは選ぶ。《point1》
まず木には大きく2種類、針葉樹と広葉樹がある。これを押さえましょう。
簡単に説明しますと、針葉樹は葉がギザギザの寒い地域の木です。広葉樹は葉が広い暖かい地域に生える木です。
では、どちらが目が詰まっていて密度が高い木なのか。すなわち丈夫な材料なのか。
↓
それは広葉樹です。
しかしながら、デスクやテーブルにみな必ず広葉樹を使っているかといえばそうではありません。みなさんブログで挙げられている情報をみていくと、針葉樹の方もたくさんいますし、実際ホームセンターでは、SPF材(混合材)やパイン材などの方が多く売られています。
また価格的には針葉樹の方が安いです。針葉樹は3000円、4000円、広葉樹は1万円くらいから、といったイメージでしょうか。
(サイズによりまちまちなのでなんとも言えませんが。)
この辺はお財布事情との相談ということになるかと思います。
ご参考までにそれぞれ代表的な木材の種類をあげてみます。
針葉樹 | 広葉樹 |
杉 | ゴム |
ヒノキ | タモ |
パイン(松) | ナラ |
SPF (混合集成材) | ウォルナット |
針葉樹では、杉などがよく聞く材料でしょうか。日本家屋の骨組みに多く用いられていますね。またパイン材やSPF材などはホームセンターで見かける手に入りやすい木材です。
広葉樹では、ゴムなどは聞きなれないでしょう。私が建てた埼玉県民共済住宅では、階段にゴムを使っていますね。上記にはないですが、クリ、ケヤキ、などは木の名前としては聞いたことがある方も多いではないでしょうか。
私は丈夫さから広葉樹を選びました。価格的にはウォルナットは高級だったりするので、ゴム・タモ・ナラあたりから選びそうですが、、、そのへんは特にこだわりなくタモとしました。購入サイトは後述します。
集成材か無垢材かを選ぶ《point2》
ポイントの2つ目です。
集成材か無垢材か、これを選びましょう。集成材とは接着剤で合成された木材です。無垢材は木、そのものです。
簡単にそれぞれのメリデメの特徴です。
集成材 | 無垢材 | |
メリット |
安い 品質が安定している 丈夫・反りにくい |
木の自然な質感 節がみえる おしゃれな見た目 |
デメリット |
人工感
|
高い 反りやすい |
私が集成材を選んだ理由は、安さ・丈夫さ・反りにくさといったメリットに加え、デメリットの見た目もしっかりとおしゃれな塗料を使えばそれほど気にならない、と判断したからです。
私が撮った写真をいくつか載せてみます。
集成材
四角くブロック状に見えるのが集成材の特徴です。
塗装後はこうなります↓
つぎはぎの目がわかるかと思います。したがってデメリットの見た目のこれが許容できるかどうか、というところでしょう。
同時に無垢材のDIYもしてまして、そちらの木材も載せておきます。
無垢材
天板ではありませんが、木材をワトコオイル(ダークウォルナット)で塗装しています。
節があるとこれはこれでやはりおしゃれですね。
天板の購入先
針葉樹の集成材であれば、ホームセンターで多く取扱いがあります。
広葉樹であれば、ネットでいくつかの専門サイトで売っていますが、私の購入したサイトを紹介させていただきます。
オーダーカットのマルトクです。
マルトクでの発注はとても簡単です。
- 無垢材か集成材を指定
- 木の種類を指定
- 欲しいサイズを指定
- その他オプションを指定(塗装や、角の落とし方)
入力画面に沿って記載すれば簡単に指定できるかと思います。
何度か電話しましたが、人気で加工工場が込み合っているようで、2週間ほどの納期は見てほしい、とのことでした。
ちなみに反り止めなし、としたのは集成材が反りづらいこと、またネットでDIYしている人たちがとくに作成後反っていない、と情報をあげていたからです。
天板の説明がだいぶ長くなりました。
STEP3 天板の塗装|天板をワトコオイル・ナチュラルで塗装
塗装済の天板を購入した方、もしくは塗装不要と判断した方はこのSTEP2は不要となります。
私は前々からDIYブログでみなさんほめていたWATOCOオイルに挑戦しました。
WATOCOオイルとは?
まずは研磨 |サンドペーパー240番→400番
私は届いたらまず塗装の前にサンダーで磨きました。サンドペーパーは240番を一度、そして400番を一度、です。
しっかりと梱包されて届きます。
^^;
あててくだけだから
(^^;)
時間は10~15分くらいかな
使っているサンダーは下記のものです。
さて、磨きが終わったら塗装です。
塗装の手順
塗装のすべてを書くと長くなりそうなので、手順を記しつつ、簡略して書きます。
塗装手順
- 1回目の塗装
- 15分乾燥
- ふき取り
- 1時間乾燥
- 2回目の塗装
- 耐水ペーパーがけ
- 1時間乾燥
- ふき取り
- 1週間乾燥
1回目の塗装
1回目は塗料多めでササーっと塗っていきます。
少し多めにハケに馴染ませ、サササーッと塗っていきました。
ワトコオイルナチュラル塗った感想
相変わらず木目がでて美しいですが、、色が想像していたナチュラルと違いました!
その後は、15~30分置いて、表面オイルをふき取り、、、さらに1時間乾燥です。
ちなみに、側面も塗りましょう。裏は塗りませんでした。
2回目の塗装
2回目の塗装はワトコオイルは1回目の1/3~1/4の分量で大丈夫です。2回目もサササーッと撫でていきましょう。
そしてすぐにウェット研磨します。すかさず耐水サンドペーパーで磨きましょう。こうすることでオイルと木の粉が表面の細かな穴に埋まり滑らかになります。
私は500番の耐水サンドペーパーを使いました。400~600、と目の小さいものであればOKでしょう。
そしてすかさず表面に浮き出たオイルを拭き取り。さらに1時間乾燥させ、もう一度表面に浮き出たオイルを拭き取り。
そこから今回は屋内で1週間乾燥させました。(土日に塗って→次の土日に組立て)
DIYされる方ように今一度。
塗装手順
- 1回目の塗装
- 15分乾燥
- ふき取り
- 1時間乾燥
- 2回目の塗装
- 耐水ペーパーがけ
- 1時間乾燥
- ふき取り
- 1週間乾燥
9番の最終乾燥、昨年は24時間にしたのですが、オイルがにじんで子供のプリントが油っぽくなってしまったりしたので反省として今回は1週間にした、というのが昨年との変化点です。
STEP4 組み立て |天板と脚を組み付ける。
ラブリコスチール脚はどんなかんじ?
さて、Amazonから届いたラブリコスチール脚の開梱です。
白い塗装がしっかりしていて、プレート溶接もしっかりしています。付属のねじもついてるので追加購入の必要もありません。
しかっりした商品だな、という印象です。
脚の先にはくるくる回すアジャスター(デスクのガタガタ防止)もついています。
穴あけ&ネジのうちつけ
天板の打ち付けは簡単です。三角のプレートがついてますので、そこに付属のねじ(M4)うちつけていけばOKです。
ちなみに本品はワッシャーやバネワッシャーなど特についていませんでした。製品設計上それで安定する、とテストした上なのでしょう。
ワッシャー・バネワッシャーのそれぞれの役割は、
ワッシャー・・・設置面積を広げ安定して固定する
バネワッシャー・・・緩みを防止する。(接合部が緩んだ時に、広がって摩擦を発生させる)
となります。めちゃくちゃ凝り性な人はホームセンターなどで追加購入し取り付けるのがよいでしょう。私は5本もうちつけるし不要と判断しました。
さて下穴はあけるあけない、が人によると思いますが、私はいつも木ネジに先んじて下穴をあけています。
理由は
- 広葉樹は固く、なかなかねじが入っていかない(インパクトドリルが途中で止まってしまう)
- 無理やり木の中にねじを打ち付けていくと、きゅうくつで木が割れる原因となる、
ためです。
私の経験上ですと、タッピングの直系の-1mmのドリルで穴をあけています。
M3のタッピングであれば2Φ(すなわち2mm)のドリルビットで、M4タッピングであれば3Φのドリルビットで、という感じでドリルビットを変えています。
まずざくっと天板に脚を置きまして、位置決めをして記しを書きます。説明書には天板の端から5mm~10mm離してください、とのこと。
5mm離すことにしました。
位置を決めたら、三角形になぞってえんぴつで跡をつけましょう
事前の穴あけをします。事前に開けたい穴の深さまで、ドリルビットに紙テープを巻いておき【天板突き抜け防止】【必ずやろう】
打ち込む際の目印としました。
あとは
- 穴をあける
- 木くずを吸う(掃除機)
- ねじをうつ
をひたすら繰り返すのみです。
1つ、また1つ、と締め付けが完了していく時には組み立て工程が終わる喜びで思わずテンションが上がります。
組み立てが終わった終わった時は、、
手間暇かけただけあって感動もひとしおです。
③コルクを張る
私は壁に設置しましたので、壁紙などに干渉・傷つけないように、コルクをはりました。両面テープがあらかじめ加工されたものがありますのでそれを事前に買っておけばOKです。
要所要所に張り付けました。
感想・振り返り
DIYデスク、昨年に引き続き2回目でした為、力むこともなくゆとりをもって取り組むことができました。特に時間の組み方が1日、2日で終わらせよう!という感じでなく
- 今日は天板の研磨だけ
- 今日は塗るだけ
- 一週間乾燥させよーっと
- さ、うちつけうちつけ
と実に累計4日間かけており、気負いすることなく取り組めました。
心残りなことは、ワトコオイルのナチュラル色と床の色が結構違ったことでした。
なるべくデスクには存在感を出させないよう白い脚や淡い天板の色としたかったのですが、これはちょっと失敗でした。
とはいえ家具屋での購入などに比べればコスパよく、そこそこ自分がイメージしている空間作りが出来ました。
最後に|買い物情報・お役たち情報
今回のDIYデスクは合計16,000円ほどで出来ました。
- 脚1本約2000円を4本、
- 天板約7000円+送料約1000円、
で概ね16000円でした。
また、この記事に登場した工具や家具も紹介します。
買ったDIY工具たち
新居購入を機にはじめたDIY。DIYは自由自在に寸法を決められるのがとても気に入っています。
工具|DIY初心者にまずこの3点
No. | イメージ | 購入物 | メモ | リンク | ||
No.1 | サンダー |
やすりがけに必須。やすりで手掛けするのは不毛な時間なので、機械式にしましょう。 木の粉が飛び散らない集塵タイプがおすすめ。BOSCHのI吸じんオービタル型を選定。 |
Amazon | 楽天 | Yahoo! | |
No.2 | 丸ノコ |
木工DIYの必須アイテム。自由自在な長さにカット。歯が回るのでちょっと最初はビビりますが、 これが使えるのと使えないのではDIYに雲泥の差が!HITACHIを選定。 |
Amazon | 楽天 | Yahoo! | |
No.3 | インパクト |
こちらも組み付けに必須。Amazon売れ筋を選定。BOSCHのIXO5を選定。 ドリルビットなどアタッチメントも必要に応じて揃えましょう。 |
Amazon | 楽天 |
これらはまずもう何も考えずにAmazonでぽぽーん、と購入しました。
材料はこちら
No. | 購入物 | メモ | リンク | ||
No.4 | 天板 |
マルトクオーダーカット品。タモ集成材 厚さ2.5cm×幅135cm×奥行40cm |
MARUTOKU SHOP | ||
No.5 | アイアン脚・スチール脚 | 平安工業ラブリコスチール脚。白。 | Amazon | 楽天 | Yahoo! |
補足 | 色々なアイアン脚 | 上記以外はこちらを参考に。 | Amazon スチール脚 いろいろ | ||
No.6 | ワトコオイル |
ナチュラルを使用。 200mlで十分でした。 |
Amazon | 楽天 | Yahoo! |
No.7 | 緩衝材(コルクorフェルト) | 両面テープ加工されているものが良いでしょう。 | Amazon | 楽天 | Yahoo! |
天板は私が購入したサイトのリンクを張り付けておきます。ラブリコはAmazon、楽天、Yahoo、どこでも購入できそうでした。脚の形で本当に見た目の性格が変わるのであれこれ見てみてください。私はAmazonで4本買いました。
ワトコオイルはホームセンター、DIY-factory(ちょっとおしゃれなホームセンター的な)、Amazon、を比較したところAmazonが一番安かったです。
各種小道具・消耗品
No. | 購入物 | メモ |
No.9 | サンドペーパー(240番、400番) | ヤスリがけしない人は不要 |
No.10 | 耐水サンドペーパー(400~600番) | ワトコオイルの場合は必要 |
No.11 | ハケ&ハケ入れ |
油性のものを買いましょう。ハケ 入れは食品の発砲スチロールなどでも可。 |
No.12 | ウエス | 多めに準備しましょう。 |
No.13 | ビニール手袋 | 塗装の際に。(私は素手でやった) |
どれもホームセンターで手に入りやすいものだと思います。また塗装の消耗品は天板の選び方次第で不要となります。
買ったDIY家具
写真にのっている絨毯やスツール(椅子)も紹介しておきます。
楽天で品定めして買った安いものです(^^;)
絨毯、スツール
No. | イメージ | 購入物 | メモ | リンク | ||
No.1 | ラグ |
タンスノゲン楽天市場で購入。 25mm厚の低反発で、表面サラサラ、そして寝れる位ふかふかです。 (2度ほど寝ました) 250cm×200cmのもので8999円と安かったです。 |
Amazon | 楽天 | Yahoo! | |
No.2 | スツール |
家具インテリア館楽天市場で購入。 スツールとしたのはデスク下におさめすっきりさせるため。 楽天市場で人気のスツールをチョイス。 こちらも2000円と安いです。 |
ー | 楽天 | ー |
それでは今日はこのへんで。