こんにちは、家づくり中のサトツです。
家が完成してから周りの立て付け家具(カップボード)とコーディネートが合わないな・・・と思っていた我が家の冷蔵庫。
ということで、家電量販店に行って白物家電担当の方に
- どんなメーカーのものがあるか、
- 選ぶ際の注意点(レイアウト、サイズ、ドア方向)
- メーカーによるおすすめ機能は?
など聞いてきましたので、解説していきます。
※柱芯~カップボードが86cmの為、柱半分+石膏ボードの7cmを引くと、86-7=79cm
※めいいっぱい置いてよいわけではなく、メーカー指定の余幅が必要。
尚、調査は2020年1月ですので、以降出てくる情報は各社2019年冬モデル~2020年春モデル、ということになりますので予めご了承下さい。
鏡面仕上げ・ミラー型の冷蔵庫は3つのメーカーのみ!
まずはじめに、私が店員に聞いてびっくりしたのは鏡面仕上げの冷蔵庫は3メーカーしか販売していなかったということです。
メモ
- 鏡面タイプの冷蔵庫はPanasonic/HITACHI/TOSHIBAの3社み!
- 鏡面カラーは各社ともXカラーという
鏡面冷蔵庫、ドア種類(右・左・観音開きについて)は何がある?
冷蔵庫選びの際には右開きか、左開きかがみなさん気になるかと思いますのでこちらにも触れておきます。
私がビッグカメラの展示品を見ていると、ほとんどが観音開きばかりでした。(真ん中でドアが2分割されているもの。フレンチタイプと家電業界では言うそうです)
私自体は片開がいいかな、と思っていたのですが何故そうなっているかは販売されている価格帯やサイズに起因することがわかりました。
先に店員のいったサイズによってはX色は無かったりする、という意味がわかりました。
各社のカタログをもらってきました。カタログを持ち出し解説してみましょう。
下記はHITACHIの冷蔵庫カタログの最終ページ、ラインナップ一覧です。
X色は赤矢印をつけた3機種のみ。
左ほど高級機種が並んでいますので、X色は全てのグレードに用意されているわけではない、ということがわかるかと思います。
このカタログでいくと、WX(横幅88cm)、WX(横幅75cm)、KX、という機種にしか用意されていません。
また、上位機種ほどサイズは自然と大きくなりますので、ドアの開き自体はフレンチタイプになっていく、ということです。
ということで、少しだけドアの開き方についてまとめますと
メモ
鏡面仕上げのドアはフレンチタイプ(観音開きばかり)
※唯一TOSHIBAのGWシリーズ(横幅60cmのもの)に片開が存在します。
さて、レイアウトについて解説です。
各社の上段、中段、下段のレイアウト
レイアウトは最近の冷蔵庫は、ほとんどが上段→冷蔵庫、中段→冷凍庫、下段→野菜室、かと思います(製氷室など除く)
私はTOSHIBAのレイアウトを見た時に思わずビックリしてしまいました。
冷凍が一番下だったのです。
いやいや、無い無い。我が家は共働きですので、やはり冷凍庫を多用します。
- 夫婦だけの食事を冷凍食品のチャーハンで済ませてしまったり、
- 買ってきたお肉を小分けにして冷凍しておいたり(買物が頻繁に出来ない)
ことからやはり冷凍室は使用頻度が高く中段にあった方がありがたかったのです。
尚、あくまでもこれは我が家のケースにおいて言えることです。
夫片働き家庭、奥様が毎日お料理する、という場合はこの限りではございません。
少し3社とも図解しますと下記のような感じです。
- パナソニックはオーソドックス、
- 日立は中段と下段が好きに設定できる(後述)、
- 東芝は中段野菜、
がここでの解説となります。
メモ
(共働きの我が家にとって)TOSHIBAはアウト
さて、選定の際にはサイズも重要と思いますので、サイズに触れたいと思います。
我が家に入るのか?本体サイズや左右必要余幅(必要な放熱スペース)の調査
冒頭述べました通り、我が家の冷蔵庫幅は79cmが最大でした。
冷蔵庫本体の横幅もさることながら、私が気にしたのは冷蔵庫の左右・後ろに必要な余幅(放熱スペース)です。
最新冷蔵庫の左右必要な余幅はたったの5mm!
私が家電量販店でビックリしたことは今の冷蔵庫は、左右の放熱スペースはたったの5mmずつでよい、ということです。
見学していて思わずびっくりしてしまいました。
上に張り付けたのは、TOSHIBAの冷蔵庫の張り紙スペックですが、Panasonic、HITACHI、ともに左右5mmで良い様でした。
ただし、左右余幅が5mmでよいといえど、壁にベタ付けすることはよろしくないでしょう。
理由はフレンチドアを開けた際に、冷蔵庫の端よりもドアを開けるのが普通だと思うからです。
ということでメモです。
メモ
- 3社とも左右余幅はたった5mmでOK
- とは言え余幅無さすぎは扉があかなくなるので注意。
これを踏まえて我が家の可能サイズを考えると、65cmか68.5cm幅が妥当、ということになります。(79cmに75cm幅の冷蔵庫は大きすぎで避けるべき)
我が家の結論としては65cm or 68.5cm幅
さて、以上を勘案しながら我が家に入る冷蔵庫を選定すると自然と選べる選択肢が多くないという結論になりました。
- TOSHIBAは上中下段のレイアウト上NG
- 幅は65cm or 68.5cmが最大値
ですからたった2機種しか選択肢がありませんでした。
以上を踏まえてカタログ表からえらびますと、、、図解です。
- PanasonicのNR-F555WPX-Xもしくは
- HITACHIのR-KX57K
になりそうだよ。
※東芝も合わせて3社分、以降解説します。詳細スペックや色々な機能ではなくなるべくわかりやすく絞って紹介いたします。
Panasonic WPXシリーズ
パナソニックの最上位機種、WPXシリーズ。75cm、68.5cmにカラーXがあります。
その強味は業務用レベルまで強められた冷凍機能だと感じました。
ミカさんいわく、
とのことです。このあたり店員さんに確認しましたが、
冷蔵を多用されるご家庭にはおすすめしたい機能といえるでしょう。
コンプレッサー位置の改善で中段・下段のドアが開けやすい
また、その他店員さんに聞いた強味としては、コンプレッサー(冷やす装置)を上段冷蔵室の上部にもってきておりその分使い勝手が良い、ということでした。
HITACHI WXタイプ、KXタイプ
日立のKXシリーズは先ほどレイアウトでも出てきたとおり、『びったりセレクト』という中段・下段の野菜室/冷凍室のお好み設定が特徴でしょう。
極端な話し、中段・下段両方とも冷凍、ということもできます。
とはいえこの辺りは各ご家庭に寄るかと思います。
※ぴったりセレクトは、横幅68.5cmのKXタイプのみです。(WXタイプは非対応)
『真空チルド』は無くして『まるごとチルド』へ
もう一つ特徴をあげると、日立の真空チルドという内圧を下げるチルド室をこのKXタイプではなくしています。(上段冷蔵室の最下部にあるチーズとかしまう場所)
その機能を冷蔵室全体に広げる「まるごとチルド」という転換を図っています。
『特選街web』
日立の新型冷蔵庫 R-KX57K の「まるごとチルド」はノーラップ保存を可能にした逸品https://t.co/a7fRJHRhPo https://t.co/a7fRJHRhPo— 特選街 (@tokusengai) February 15, 2019
TOSHIBA FZ/GWシリーズ
さて、最後は我が家がレイアウト上NGとしたTOSHIBAです。
私が量販店で見学させていただき、もっとも
と思ったのは実はTOSHIBAでした。
タッチドアオープンという機能がついており、手の甲などで軽くふれるだけで「パコッ」とドアが開くのです。
我が家は自動食洗器や風呂洗浄も自動化、廊下・トイレの電球も自動、と何かと自動化自動化に取り組んでいますが、(共働きなので極力人間がやらなくても済むことはやらない、という考え方)
とくにフレンチタイプは、物を探すのに結局両方開ける、という行為が多いです。(実はこの正月に実家に帰省した際経験)2つのドアを開けるのが自動化されるのは本当に便利だなぁと感じながら何度も何度もお店で試していました。
まとめ 我が家の選定
以上簡単に2020年1月時点で買える鏡面仕上げの冷蔵庫を紹介してみました。
我が家が選ぶならHITACHIのKX-57Kでしょうか。サイズの観点とレイアウトの観点から2機種へ絞りました。そしてじゃああとはPanasonicとHITACHIのどちらなの?となりましたが、まるごとチルドをミカさんが気にしていた為です。
みなさんも各ご家庭のサイズや使い方に応じて選んでみてください。
それでは今日もこのへんで。